奇人変人デビッド・カトラー
伝説のプログラマーことデビッド・カトラーと共に、WindowsNTの開発に携わったプログラマー達の(本当に)壮絶なノンフィクション。
カトラーの強烈な人間性・リーダーシップと、困難に挑むプログラマ達の奮闘が鮮やかに、かつ泥臭く描かれています。
しかしカトラーは個性が強すぎですね。色々ぶっ飛んでいる人です。
そんな彼と周囲の人間関係も見所の一つです。
熱い気持ちを
私自身の経験と共感できる部分も多々あり、特に後半は興奮しながら一気に読めました。
まあ身もふたもない言い方をすればデスマーチです。
休日に読むと、人によっては気分が沈むかもしれませんね…
ですが、いくつになっても熱い気持ちを忘れたくないのも事実。
それを思い起こすには良い着火剤となります。
まさに書名に偽りなし。
闘うプログラマー達の熱いエネルギーを感じ取りましょう。
おまけ:原題 SHOW STOPPER! について
本書の原題は SHOW STOPPER!(ショーストッパー) と言います。
ショーストッパーとは、重大なバグの事です。
発表会やプレゼンのデモンストレーション中に、突然クラッシュしてショーを台無しにする…
そんなニュアンスが込められてます。
↓はショーストッパーの例です。ビル・ゲイツがWindows98を発表中に…あばば