机上の空論ではない 読みやすいガイドブック
最先端の学者が、コンピュータの仕組みを分かりやすく説明した一冊。
著者の坂村健氏はユビキタスという言葉で、IoT社会の到来を予見していた方です。
「コンピュータやインターネットって何？」といった素朴な疑問を、とても楽しく丁寧に解説しています。
基本を一冊に凝縮
扱ってる分野は多岐にわたり
- コンピュータのルーツ・歴史
- 動作原理と情報理論
- 発展に貢献した偉人達
- マイクロソフトの躍進
- 未来のコンピュータ
などなど幅広い話題を豊富な写真とともに解説していて、まさに痛快な内容です。
コンピュータに関するエッセンス・トリビアがコンパクトに凝縮されているので、雑学としても楽しめます。
私はむかし第二種情報処理技術者（現在の基本情報）試験の勉強に疲れた時、よく本書をめくっていました。
知識ベースに最適
この本をベースにして興味のある事柄を探し、次に読む書籍を決めるのも良いでしょう。
というか私も学生時代にそうやってました。
コンピューターを学ぶきっかけとして、気軽に読めるのが嬉しいですね。
雑学本しても優れているので、プログラマだけでなく広く一般の人にも読んで欲しいと思う一冊です。
痛快!コンピュータ学
9.4
Points
- 堅苦しくない内容
- 重要な分野を的確にカバー
- 現在の状況がよく見えるようになる
- ユーモアもなかなか
Notes
- 4、5章は少し難しいかも…飛ばし読みでOK
