ファミコンの驚くべき発想力

ゲーム機の 秘密を探る サイエンス

全世界で6000万台!を売上げ、ゲーム文化の礎を築いた任天堂ファミリーコンピュータ。
そのハードウェア特性やプログラミング技術を解説した一冊です。

なぜファミコンはライバルをおさえ、息の長いゲーム機になれたのか?
その謎を解明します。

任天堂の伝説を知る

ファミコンは14800円という当時としても驚異的な低価格でした。

前半はハードウェアに込められた緻密な設計思想に迫り、低コストで高パフォーマンスを実現した仕組みが分かります。

後半は(現在と比較して)低スペックで少ないリソースの中、どうやってゲームを動かしていたか?
ファミコンの内部構造に目を向けながら、当時のプログラマの工夫を解説しています。

ゲームからサイエンスへ

本書はゲームを通じてコンピュータサイエンスへの理解が深まる良書です。
私も学生に薦めた所、とても評判が良かったです。

ゲームでの実例を挙げながら

  • ビット演算
  • CPUとレジスタ
  • スタックの役割
  • メモリアクセス

などを分かりやすく説明していて、実感が湧きやすくなっていす。
だからコンピュータサイエンスやCASLを学ぶゲーム好きな人には、良き副読本となるでしょう。

コンピュータサイエンスは机上の空論ではありません。

では諸々の理論が、実際にどうゲームを動かすのか?
それを知るのに優れた一冊です。

ファミコンの驚くべき発想力

9

分かりやすさ

9.0/10

情報量

8.0/10

コストパフォーマンス

9.0/10

わくわく度

10.0/10

Points

  • 興味深いファミコンの設計思想
  • ハードウェアの理解も深まる
  • 当時のプログラマーの技が分かる
  • トリビアも色々
  • わくわくしながら読めました

Notes

  • もうちょいボリュームが欲しいなぁ

Kuniaki Ebata 登録者

大学中退(文系)の専門卒 日本で唯一のプログラミング書籍評論家 プログラマーで現役のスキー国体選手です 頭と体を動かすのが大好きなフレンズなんだね 専門学校で先生もやってます プログラミングは21歳から 貴族じゃない独身 持病:重度うつ病(薬とサポートのおかげで何とか生きてます) 教え子をゲーム業界へどんどん送り込み、世界を面白くする野望を実現中 プログラミングが上達するメルマガやってます ここを見たゲーム業界の卒業生へ 新作が出たら、連絡するか現物を送ってくれると嬉しいです ただし18禁・CERO-Dの場合は、厳重に梱包の上、品名をパソコン部品にて送る事(だいじ) このページが参考になった方へ ぜひSNSやブログでシェアして欲しいです お願いします(少し上にボタンあります) 最近Google先生が中身の無い「いかがでしたか?」サイトを優遇するので困っています助けて下さい(>_<) シェアしてくださった方には 小冊子 プログラミング書籍が10倍わかる読み方(pdf) を差し上げます こちらからご報告頂くか、こっそりDMを送って下さい