手にとって5秒で買った本
コンピュータの開発に挑んだ先人達の業績がよく分かる良書。
間違いなく良書なんですが、価格がなかなかのビッグプライス。
さすがに喜んでお金を出すのは、よほどのマニアぐらいでしょう…
でも老若男女パソコンを触らない人も含めて、全ての人にオススメです。
(ユーズドならAmazonで安く変えますし。でもやっぱり新品が一番)
たのしいフルカラー図鑑
特徴はとにかくカラー写真が豊富で読んでいて楽しい!
文章も分かりやすくプログラミング的な知識は全く要りません。なにしろ最初はそろばんや歯車の話です。
子供の頃に親しんだ図鑑や学研の科学のようなノリで読めます。
モンスター級にデカい計算機がバシバシ出てきて、視覚的なインパクトは相当なものです。
個人的には、今まであまり紹介されなかったコンラッド・ツーゼ氏に丸々1章を割いている点が最高です。
巨人の肩の上に
普段我々が当たり前に使っているコンピュータも、ある日突然天から降ってきたわけじゃありません。
多くの人が試行錯誤を重ね、長い年月を経て現在に至ったのです。
今自分がプログラマーを出来るのも、偉大な先人達が礎を築いてくれたからに他ならない。
本書を読んでそんな思いを強くしました。
私がかなたを見渡せたのだとしたら、それはひとえに巨人の肩の上に乗っていたからです。
アイザック・ニュートン
(ロバート・フックに宛てた手紙の中で)