さらにUnityを使いこなせる
ある程度Unityを使った人向けの本です。
だからUnityに搭載されている便利機能をガッツリ使って行きます。
森と大地に囲まれた3D空間で、女戦士がモンスターと闘うアクションゲームを作りながら、Unityの色々な機能を学べます。
当たり判定の実装に役立つ
本書が扱う機能はバリエーションに富み
- 地形の作り方
- キャラのアニメーション
- 当たり判定
- 敵のAI
- 各種エフェクト
- サウンド
- ネットワーク
などなど、1つのゲームの開発工程を丸ごと収録した感じです。
特に当たり判定絡みの解説が充実しているので、Unityの衝突判定コンポーネント(コライダ)の使い方が良く分かりました。
もう少し具体的に話すと、本書は当たり判定と関連する処理を詳しく扱っています。
関連する処理とは、以下のようなものです。
- キャラクターのアニメーション
- アニメーションイベント
- アイテム処理
- 敵AIと行動など
本書では、こういった処理と当たり判定の連携方法を上手く教えてくれました。
このように単なる当たり判定の解説ではなく、ゲーム開発に即した実装例を見られるのは大きなポイントです。
2冊目として便利です
紙面はオールカラーなので見やすく、実際の画面や動きをイメージしやすいのも良い点です。
総評としては、基礎を踏まえた応用と実践に優れ、2冊目のUnity本として最適な一冊だと思います。
一つ注意点ですが、本書はパソコンがターゲットなので、スマートフォンでは処理落ちの恐れがあります。
スマートフォン向けに開発する時は、実機で少しずつ確認しながら進めましょう(まあ普通の事ですが)。