コードを強くする70の技法
リファクタリングとは、プログラムの動作を変えずにソースコードを整理する事です。
要は読みやすくなるよう修正するわけです。
そして本書は、数少ないリファクタリングのみを扱った良書です。
カオスなコードを読みやすく
本書では、コードの構造を書き換えて、保守性・可読性を向上させる手法を大量に解説しています。
それぞれの手法は簡潔にまとめられており、サンプルコードも短か目で理解しやすくなってます。
そのためリファレンスやチェックリストとしても大変有用です。
取り上げる手法は「メソッド名の変更」のようなシンプルなものから
- クラスやインターフェースの抽出
- 各種オブジェクトの隠蔽
- データ構造の再編成
- 条件分岐の単純化
- 継承関係の見直し
など多岐にわたり、総勢で70を超える豊富さです。
だから本書を理解することで、読みやすく修正しやすいプログラミングスタイルをかなり学べます。
特にオブジェクト指向を一通り習得した人には今すぐ読んで欲しいです。
クラスが絡むとプログラムは複雑になりがちなので、本書の威力が実感できるはずです。