Java 謎+落とし穴 徹底解明

1円で買える歴史書

C言語ポインタ完全制覇の前橋和弥氏による、皮肉の利いたJava解説本。
単にJavaを解説するだけではなく、言語仕様の批判もするのが特徴です。
氏の著作は大体こんな感じで、技術書らしからぬ?毒舌ぶりが面白いです。

なお相当前に書かれた本なので、Amazonなら1円で買えます。

言語仕様の光と闇を覗く

世間に蔓延するJavaへの過剰な評価をディスりつつ、言語仕様に詳しく迫っていきます。

特に第2章「Javaはポインタの言語だ」は、Javaの内部構造を知る上で絶対欠かせない知識です。

またオブジェクト指向に関しても、見も蓋も無いくらい現実的な視点で論評しています。

全体を通して毒舌気味なので人を選ぶでしょうが、私は読んでいて痛快でした。

Javaの裏側・歴史が見える

先に述べたように相当前の本ですが、現在でも読む価値はあると思います。

また、本書で挙げたJavaの不満点が、後のバージョンで修正されたケースもあります。
そこからも著者の着眼と論点の確かさを実感します。

Javaの裏側や歴史を学ぶ本として、あるいは中上級へのステップアップとして
読み物感覚で楽しんで欲しい一冊です。

Java 謎+落とし穴 徹底解明

8.9

分かりやすさ

10.0/10

情報量

7.0/10

普遍性

9.0/10

ユーモア

9.5/10

Points

  • Javaの内部構造がよく分かる
  • 言語仕様の光と闇が分かる
  • 歯に衣着せぬ文章

Notes

  • 当然古い内容もあります
  • 口調にイラッとするかもしれない

Kuniaki Ebata 登録者

大学中退(文系)の専門卒 日本で唯一のプログラミング書籍評論家 プログラマーで現役のスキー国体選手です 頭と体を動かすのが大好きなフレンズなんだね 専門学校で先生もやってます プログラミングは21歳から 貴族じゃない独身 持病:重度うつ病(薬とサポートのおかげで何とか生きてます) 教え子をゲーム業界へどんどん送り込み、世界を面白くする野望を実現中 プログラミングが上達するメルマガやってます ここを見たゲーム業界の卒業生へ 新作が出たら、連絡するか現物を送ってくれると嬉しいです ただし18禁・CERO-Dの場合は、厳重に梱包の上、品名をパソコン部品にて送る事(だいじ) このページが参考になった方へ ぜひSNSやブログでシェアして欲しいです お願いします(少し上にボタンあります) 最近Google先生が中身の無い「いかがでしたか?」サイトを優遇するので困っています助けて下さい(>_<) シェアしてくださった方には 小冊子 プログラミング書籍が10倍わかる読み方(pdf) を差し上げます こちらからご報告頂くか、こっそりDMを送って下さい