デバッグルール

バグを取る9つの原則

デバッグに焦点を当てた数少ない書籍です。

本書ではデバッグの基本的なルールを9つの原則と54のヒントにまとめています。

ほとんどのルールは「当たり前と言えば当たり前」の事柄です。
しかし、バグで悩んでいる時ほど忘れ去られてしまうのもまた事実です。

さながら推理小説

本書を読めば基本ルールを上手く適用し、素早くバグを究明する方法を学べます。

また数多くの実例が面白おかしく載っていて、楽しく読める一冊にもなっています。

それらの中にはとても意外な原因もあり、まるで推理小説を読むようなノリでした。

  • 犯人は清掃員だった
  • プログラマの服装で起きるバグ
  • 散弾銃よりライフル銃を使え
  • 自動販売機の法則
  • 失敗するのは難しい

一つ一つの事例は短いので、空いた時間にサクッと読めるのも嬉しい点です。

ちなみに本書にはソースコードがなんと1行も出てきません!
だから気軽にすいすい読めて、何度も納得できるかと思います。

先入観の上を行け

また本書によって

  • 論理的に物事を考えるコツ
  • 問題を解決する視点の変え方
  • 主観を排したモノの見方

も身に付けられます。

これらはプログラミングに限らず人生全般に役立つテクニックです。
(私はテレビのリモコンを探す時よく使っています笑)

だからプログラマはもちろん、あらゆる人にオススメできる良書です。

デバッグルール

9.6

読みやすさ

9.5/10

ユーモア

9.5/10

コストパフォーマンス

9.5/10

普遍性

10.0/10

Points

  • バグを究明する9原則は必見
  • ユニークなバグ事例集
  • 論理的な考え方が身に付く

Notes

  • 絶版につきユーズド頼み

Kuniaki Ebata 登録者

大学中退(文系)の専門卒 日本で唯一のプログラミング書籍評論家 プログラマーで現役のスキー国体選手です 頭と体を動かすのが大好きなフレンズなんだね 専門学校で先生もやってます プログラミングは21歳から 貴族じゃない独身 持病:重度うつ病(薬とサポートのおかげで何とか生きてます) 教え子をゲーム業界へどんどん送り込み、世界を面白くする野望を実現中 プログラミングが上達するメルマガやってます ここを見たゲーム業界の卒業生へ 新作が出たら、連絡するか現物を送ってくれると嬉しいです ただし18禁・CERO-Dの場合は、厳重に梱包の上、品名をパソコン部品にて送る事(だいじ) このページが参考になった方へ ぜひSNSやブログでシェアして欲しいです お願いします(少し上にボタンあります) 最近Google先生が中身の無い「いかがでしたか?」サイトを優遇するので困っています助けて下さい(>_<) シェアしてくださった方には 小冊子 プログラミング書籍が10倍わかる読み方(pdf) を差し上げます こちらからご報告頂くか、こっそりDMを送って下さい