バグを取る9つの原則
デバッグに焦点を当てた数少ない書籍です。
本書ではデバッグの基本的なルールを9つの原則と54のヒントにまとめています。
ほとんどのルールは「当たり前と言えば当たり前」の事柄です。
しかし、バグで悩んでいる時ほど忘れ去られてしまうのもまた事実です。
さながら推理小説
本書を読めば基本ルールを上手く適用し、素早くバグを究明する方法を学べます。
また数多くの実例が面白おかしく載っていて、楽しく読める一冊にもなっています。
それらの中にはとても意外な原因もあり、まるで推理小説を読むようなノリでした。
- 犯人は清掃員だった
- プログラマの服装で起きるバグ
- 散弾銃よりライフル銃を使え
- 自動販売機の法則
- 失敗するのは難しい
一つ一つの事例は短いので、空いた時間にサクッと読めるのも嬉しい点です。
ちなみに本書にはソースコードがなんと1行も出てきません!
だから気軽にすいすい読めて、何度も納得できるかと思います。
先入観の上を行け
また本書によって
- 論理的に物事を考えるコツ
- 問題を解決する視点の変え方
- 主観を排したモノの見方
も身に付けられます。
これらはプログラミングに限らず人生全般に役立つテクニックです。
(私はテレビのリモコンを探す時よく使っています笑)
だからプログラマはもちろん、あらゆる人にオススメできる良書です。