プログラミングの悩みを解決
プログラミングについての知恵を集めたプログラミングの百科事典。
初級者からプロまで、絶対読んで欲しい究極の名著です。
質・量ともに充実の内容で読み応え十分。
中身はとても分かりやすい文章なので、臆する必要はありません。
全てのプログラマーに
まず初級者にとって嬉しいのは、大きくステップアップするコツが豊富に載っている点です。
ある程度プログラミングに慣れたら迷わずオススメできます。
また中級者以上には、自分の理解を再点検するのに最適です。
ついつい独りよがりの開発をしていないか?悪手を使っていないか?この書き方で良いのか?
本書は幅広いトピックで深い考察がなされているので、読めば必ず何らかの答えが得られます。
上下巻で1万円を超えますが、悪書に引っ掛かって時間を無駄にするくらいなら軽く元は取れると断言します。
徹底的に掘り下げる
本書の大きな特徴として徹底的な考察があります。
プログラマーがよく直面する悩みに対して、これでもかと検討しています。
例えば、変数や関数の名前の付け方については…
平均スコアを格納する変数名は「ScoreAvg」と「AvgScore」のどちらが良いか?
みたいな突っ込んだ点まで扱ってます。
他にも
- 長い変数名を短縮する方法
- 対義語の使い方(beginとendなど)
- 一時変数の命名
- 避けるべき名前の具体例など
命名法一つ取っても、ここまで徹底的なのは本書ぐらいです。
読めばウロコが落ちまくる
こんな調子で命名法だけでなく
- データ構造
- コメント技術
- エラーの見付け方
- 条件分の書き方
- パフォーマンスチューニング
- プログラマーの人間性
などなど、多彩な事柄について深く考察し、シンプルで有用なアドバイスを教えてくれます。
プログラミングの知恵をここまで体系的にまとめたのは本書だけです。
このサイトでは多数の良書を紹介していますが、その中でも最高クラスの二冊(上下巻なので)です。
読み応えも十分で楽しい内容なので、プログラマーを名乗るなら必ず読んで欲しいとさえ思います。
おまけ:初版について
ちなみに、私はこの本の初版を持っています。
初版は(第2版のように)上下巻に分かれておらず一冊構成です。
ゆえに、すさまじい分厚さと重量になっています!
プログラミング書籍は凶器になり得るウェイトのモノが多いですが、初版の攻撃力は圧倒的にナンバーワンです。
プログラミング界のエクスカリバーと言っても過言ではないです。
実際に初版の重さを量ってみたら2キロ程ありました。
そんなわけで上下巻に分割したのは賢明な措置だと思います…