Javaの本質に基づいた78の技
初級者を脱したら、ぜひ読んで欲しい一冊です。
優れたJavaプログラムを作るためのノウハウが分かります。
その為には文法だけでなく、Javaの内部構造の理解が大事です。
本書ではそんなJavaの本質に即した書き方を学ぶことができます。
なぜそうなのか?を知れ
初級者と中級者以上の違いは
「ただ動けばいい」ではなく「柔軟で効率的」なプログラミングが出来る点だと思います。
その為には、一つ一つの文に対して
なぜこう書くのか?
を分かっている必要があります。
もっと具体的に言うならば
この書き方をすると、JavaVM上で何か起こるか?
を知っているという事です。
本書では文法ごとにVM上の動きを解説しつつ、どう書くべきか?を教えてくれます。
だから理由を分かったプログラミングスタイルを身に付けれられます。
特にオブジェクトの生成と破棄に関する知識は、絶対に知っておくべきだと思います。
中・上級者を目指すなら
こういった知識はプログラミングはもちろんですが、デバッグでも効果を発揮します。
VMの動作にまで思慮が及ぶと、バグの原因を突き止める際にかなり役立ちます。
私自身も、過去にこういった知識には相当助けられました。
知らないと1日悩んでも分からないバグが、知っていれば15分で究明できます(経験談)。
また本書は「一応知ってるけど理解が曖昧」な事柄を再度学ぶのにも役立ちます。
章ごとに独立した内容になっているので、電車内でも読みやすいです。
そんなわけでJavaの本質を理解するのに適した一冊です。
本格的に上級者を目指す人へオススメしたいですね。