安心して学べる C++入門書の定番
C言語と同じくC++でも明解シリーズはオススメです。
図解を多用して基礎から丁寧に書かれているので、動作をイメージしやすいです。
ただし全くの初心者向けではなく、ある程度のプログラミング経験が前提です (他言語の入門書を一冊読んだくらい)。
他言語を学んだ人に最適
私見ですが、プログラミング初心者がいきなりC++から始めると挫折の可能性大です。
まずはC言語でもJavaでもC#でも良いので、他の言語から入るのが良いかと思います。
C、C#やJavaとは共通点がかなり多いので、かえって近道になります。
率直に言って、C++の文法は色々ワナが多いですし…
そんな他言語で基礎を学んだ人には、本書は大変分かりやすい内容になっています。
違いが分かればマスターできる
学習の際は、他言語との違いに注意しながら読むと理解しやすいです。
本書は知ってか知らずかそういった読み方に向いた構成になっています。
ただ注意点ですが、演習問題の解答が載っていません…
答えを知るには、別途解きながら学ぶC++ 入門編を入手する必要があります。
とは言え、こちらも良い本なのでオススメです(解答以外にも幅広い問題を収録しています)。
またクラスは基本的な解説だけで詳細には踏み込みません(継承多態など)。
ですからクラスをより深く学ぶには次の一冊が必要になります。
その一冊として本サイトではC++クラスと継承完全制覇を紹介しているので、気になる方は是非レビューを読んで検討してみて下さい。
C++の本は「入門書」を謳っているはずが中身は難解!みたいなケースが多いですが
本書は「とりあえずこれを選んでおけばOK」と言える安心の一冊です。