ゲームアプリの数学 Unityで学ぶ基礎からシェーダーまで

Unityで動かして、ビジュアルに分かる

ゲーム開発の為の数学をUnityで学べる一冊です。

本書のポイントは数学の知識を解説するだけでなく、実際にUnity上で動かして確認する点です。

つまり数式や法則を並べて終わりではなく、Unityのソース(C#)ではどう書くか?を具体的に見られるわけです。

実は単純なソース

当然ながら本書には数式が色々出て来ます。
ただ、そこで「うわ苦手だぁ」と拒否反応を示さないで下さい。

なぜなら章の最後に出て来るソースは、かなり単純で短いからです。

一見難しいと思える式や法則ですが、Unityには数学を扱える便利な命令が多数あります。
だから実際には、その命令を呼べば大体一発で答えが分かっちゃいます。スゴイね。

というわけで、分かりにくい所があってもサラッと読んで流し、まずソースを使って感触を掴むのが良いかと思います。

その後、数式を再び確認して分かればOKですが、分からなくても別の章へ行って構いません。
そして、また後で戻って来て読んでみましょう。

そんな風に繰り返し読むことで相互が補完されて行きます。
本書は体系的に書かれているので、こういった読み方がかなり有効です。

ゲーム数学の基本を凝縮

本書は三角関数から始まり、ベクトル、行列、クォータニオン等、ゲームプログラミングで使う数学を一通りカバーしています。

それぞれが巧くコンパクトにまとまっているので、後で復習しやすく、繰り返し読むのに嬉しい構成です。

学習としてはもちろん、私のようによくド忘れする人にもオススメです。

ゲームアプリの数学 Unityで学ぶ基礎からシェーダーまで

9.6

分かりやすさ

9.2/10

情報量

9.5/10

コストパフォーマンス

10.0/10

サンプルソース

9.8/10

Points

  • ゲーム数学の要点が分かる
  • シンプルなソースで確認できる
  • 用語の英訳が地味に嬉しい
  • 体系的な構成
  • 再入門にもオススメ

Notes

  • 繰り返し読む事が前提です
  • 数式にビビらないで
  • シェーダーはおまけ程度に
  • DirectXとは行列形式が違うので注意

Kuniaki Ebata 登録者

大学中退(文系)の専門卒 日本で唯一のプログラミング書籍評論家 プログラマーで現役のスキー国体選手です 頭と体を動かすのが大好きなフレンズなんだね 専門学校で先生もやってます プログラミングは21歳から 貴族じゃない独身 持病:重度うつ病(薬とサポートのおかげで何とか生きてます) 教え子をゲーム業界へどんどん送り込み、世界を面白くする野望を実現中 プログラミングが上達するメルマガやってます ここを見たゲーム業界の卒業生へ 新作が出たら、連絡するか現物を送ってくれると嬉しいです ただし18禁・CERO-Dの場合は、厳重に梱包の上、品名をパソコン部品にて送る事(だいじ) このページが参考になった方へ ぜひSNSやブログでシェアして欲しいです お願いします(少し上にボタンあります) 最近Google先生が中身の無い「いかがでしたか?」サイトを優遇するので困っています助けて下さい(>_<) シェアしてくださった方には 小冊子 プログラミング書籍が10倍わかる読み方(pdf) を差し上げます こちらからご報告頂くか、こっそりDMを送って下さい